決意を固めて進み出す私たちの方舟

こんにちはこんばんは、ほとけです。

この記事を公開するのは全公演終了後ですが、書いているのは

2023年7月10日(月)都内某所(某所って使いたいだけやろ)で、

昨日、一昨日とは打って変わって今日はとても暑いですね。サママです。

→共有したくて出しちゃいました。

 

今回は全体の感想を述べたいそんな回です。

 

1.Viking

2.アウフヘーベン

3.CHEERS

4.私は最強

5.Blizzard

6.VIP

7.Hug

8.私

9.StaRt

10.ニュー・マイ・ノーマル

11.Loneliness

12.インフェルノ

13.Love me, Love you

14.scenario

15.HeLLo

16.ダンスホール

17.Folktale

18.norn

19.鯨の唄

20.青と夏(サママ)

21.Magic

22.Soranji

23.ケセラセラ

 

en1.Feeling

 

いつからこんな歌ってくれるようになったん???

 

素直な終演後の感想としては「良かった!楽しかった!」なのかもしれない。

一方で私の心の中ではようやくフェーズ2が始まったような、フェーズ1を引きずるのではなくて、糧として美しいものとしたうえで、航海を進めていく。

そういう決意を彼らから感じました。

 

2022年7月8日のあのMCからのニュー・マイ・ノーマル、どうしてもポップに昇華することができなかった。7月8日と言わずに、MVが出た2022年3月18日からずっとポップに昇華できてなかった。

理由は簡単でメンバー編成が変わったことを受け入れれなかった。

エデンの園が終わって2年。我々の目の前に戻ってきた彼らは5人ではなかった。

ただそれだけで受け入れることができない理由が揃っている。

 

そういうネガティブな感情に支配されたまま2022年7月8日を迎えた。

Utopiaのライブの感想に”楽しかった”という感情は一切ない。

ただ単に疲れたというか。

3人のメンタルVS私たちのメンタル。

こういう表現が適切だろうか。

 

実際にUtopiaのドキュメンタリーでは、5人で鳴らしてきた曲たちを再び3人で演奏することに対して、葛藤するシーンが入っている。

 

彼らでさえ、フェーズ2の門出と称しながら、実は彼らこそがまだまだフェーズ1と同じ気持ちで、未練たらたらな気持ちでUtopiaを迎えていたのではないか?と推測することは容易に想像できる。

 

そう考えるとフロントマンのMCはさらに私たちの心に溶け込んでくる。

 

もちろんUtopiaが終わっても正直脱退した2人に想いを重ねてしまう自分がいるのも事実で、いまだに綺麗に気持ちが消化できているわけではない。

前を向かなきゃ。と思えば思うほどにモヤモヤする。

 

ただ、今回の「ニュー・マイ・ノーマル」で、「Feeling」で、終わったものを無下に扱うのではなく、”フェーズ1” として扱う気持ちが芽生えたことを認識できた。

あくまで私の主観でしかないが、3人から

「(バンド編成が変わったことに対して)すごく悲しいし、途方もないくらいどうしようもない。だけど時間は当たり前に経過して、嫌でも前を向かなきゃいけない。

けど、今こうやって、2年休止したにも関わらず、アリーナに立ててる。なるようになるね。なったね。これからもよろしくね。」

このようなニュアンスを受け取ることができた。

 

実際にこのような意図であれば本編がケセラセラで終わること、アンコールがFeelingで終わることにかなり納得ができる。

 

「また諦める理由探すけど」

「諦められるようになってきたような 正常すぎる危険サインを感じてるよ」

 

これまではフェーズ1を青春として、5人の思い出としてどうしても踏ん切りがつけれずに尾を引きずりながら進んできた ”(フェーズ2)” だったけど、

諦めたい理由を探しながらもなんとかなると自身に言い聞かせてながら、

時間が経つにつれてこの現状が当たり前になってきてしまうことに寂しさや悲しさを感じながらも、進んでいくしかないという彼らの決意。

 

「嫌いじゃないのにバイバイしなくちゃ宝物は置いてきた航海は続いてゆくけど君が僕を置いていった」

 

元々こういう世界観なのか、後付けの世界観なのか。

悲しくて儚くて美しい世界観。

単純にポジティブエネルギーに満ち溢れたフィーリングではなくて、

ネガティブエネルギーも混じりながら進むこの世界。

きっと彼らが鳴らしてきたようにヒトとヒトの愛ってどこまでも変わらないんだなって。

 

ようやく長い嵐を抜けて次の行き先、アトランティスに向けて舟が進み出したね。

 

私は彼らが航海で行き先に迷わないようにこれからも彼らの音楽を受け止めて、ファンとしての使命、このバンドを続けて欲しいと言ったあの2人の気持ちを担いで追っかけていきたい。

 

そのfeelingを信じて疑わなきゃいい憎むべき愛すべき心のコックピットで

 

ほとけ